ジャンボドリーム

　今日は就職説明会がありました．僕は進学希望だったのですが全員参加が義務付けられていたので参加しました．
　僕の将来の夢は，朝起きたら女になっていて，鏡を見たら今の２割り増し綺麗になっており，そこそこ金持ちの優しい男と結婚，２児を儲け，のんびりとした主婦生活を営むことです．夢のまた夢とでも言ったところですね．
　もう少し現実的な将来の夢としては，魔性の男となることと，専業主夫になることです．少し冗長ですから端的に言いますれば，「魔性の主夫になること」です．ただ残念ながらこれも実現可能だと現時点では思えません．まず主夫についてですが，僕は掃除，洗濯，料理を楽しいと感じません．やらざるを得ぬ状況となればやる，という程度です．料理に至ってはほぼ全くと言っていいほどできません．おそらく味噌汁を作れと言われても，どのタイミングで「だし」なるものを用いれば良いのかもわかりませんし，器に味噌を入れ湯を注げば味噌汁は完成されるような気もします．「美味しんぼ」の文庫版1〜18巻までを所持しており，また読みもしましたがどうやら無駄だったようです．次に魔性についてですが，僕は滲み出るエロスが最低限必要なものの一つだと考えています．あからさまな態度や言動ではなくそこはかとなく滲み出てくるエロス，これが魔性の基礎的能力なのですがどうやら自分にそれはないようです．後天的には得られないものなのかもしれません．同じクラスに，これは……！　と思う男子がいるのですが，大変うらやましい．
　結局，本当に現実的な将来の夢については，まだはっきりとはしていません．ただ，息子には僕のことを「父ちゃん」もしくは「お父ちゃん」と呼ばせたい，という希望ははっきりしています．