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　テレビ番組「クイズ！ヘキサゴン」で，「映画化され，ミラ・ジョヴォヴィッチが主演したことで知られる，ゾンビを倒すゲームの名前は？」という問題が出題された．正答はもちろん「バイオハザード」であるが，出場者の一人であった吉田秀彦は「ゾンビダョー」と答えていた．「その他の回答」という形でほんの一瞬紹介されただけであったが，頭にこびりついて離れない．
「バイオハザード」はやりたいとは思わないが，「ゾンビダョー」はちょっと遊んでみたい気がする．
「バイオハザード」や，他に例えば「天誅」，「メタル・ギア・ソリッド」のような，仮想的な3次元空間中の代理僕およびそれを操作する現実僕をやたらとびっくりさせるようなゲームはストレスが溜まって仕様がないので嫌い．僕を見つけるや否や，ゾンビや侍や兵士がいっぱいよってたかって襲い掛かってくる．怖い．僕は，もう，冷静さを欠き，いかにこの難局を乗り切りゲームをクリアするか，という目的を完全に見失い，あああああ．もはや死にます．僕は死んであげます．しかしあなたがたも死んでください．お前を殺して，俺も死ぬ．なんて考えるか考えぬかのうちにコントローラをくちょくちょ適当に操作してゲームオーバー．電源を消して，軽く息抜きするためにやっているのになぜ僕はこんなに精神的な疲労を感ぜねばならぬのか，と嘆息．
　でも，きっと，「ゾンビダョー」は大丈夫．ゾンビの人たちは僕を見つけても，きっとフレンドリーに僕を殺そうとするので，僕は冷静さを失わぬまま，こちらもフレンドリーにゾンビの人たちを殺すことができるはず．