OjohmbonX

創作のブログです。

ロシアの女はおそろしや

 妻の上半身と下半身がとつぜん分かれて、中からワンサイズ小さい妻が出てきた。さらに中からも小さい妻が出てきた。妻はマトリョーシカみたいな構造だった。腰を抜かす私を見下ろして最小の妻は嗤った。
「私はロシア人とのハーフなんだから、当たり前じゃない」
「そうなの?」
「そうよ。みんな、そうよ」
「知らなかった」
「純粋のロシア人の女ならその上、近づくとテルミンの音がするわよ。というより、テルミンの音しかしないわよ」
 夜、ベッドの中で妻は全員(L, M, S, SS)みだらにテュイーン、ミョォーンと喘いでいた。ハーフでもやればできるじゃん。