私は誕生しました―昨日の日記―

　昨日は誕生日だったので満年齢++．去年は普段と何の代り映えのしない一日だったのに対して，昨日はちょっと誕生日らしい一日でした．朝，二人の知人から「誕生日おめでとう」といった内容のメールが届きました．友達の少ない僕にとっては驚きと感謝の気持ちでいっぱいです．それから同級生の何人かにも（自分が誕生日であるということを間接的に伝えたら）そのようなことを言って頂きました．いや，言葉だけでも幸福な気持ちになるものなのですね．おほほほほほ．まあ言わせたんですけどね．おほ．
　ただ，ある同級生の人に「僕，今日誕生日なんだけど」と言ったら「ふーん，それで」なんてことを言われました．「何か言うこと無いの」と付き合い始めて３ヶ月くらいの恋人の会話をしてみたら「またひとつ，年をとったね」とニヤニヤしながら言いやがりました．「はあ？　何それ．おめでとうとか何とか言えないわけ？」と別れる前のぎすぎすした恋人を気取ってみました．ちなみにその同級生はのんの（id:OjohmbonX:20041128で言及した３倍眉毛の子）です．念のためここで，僕はのんのにそういう気（好きとか嫌いとか，付き合うとか付き合わないとか）が無いことを明確にしておきます．３倍眉毛は，ちょっとね．まあつながってないだけましだけど．
　学校が終わってから母の家に行きました．祖母・叔父から誕生日の祝い，お年玉と称して５万円を母を通して貰いました．祖母・叔父は決して裕福ではなく，お金を貰うときはいつも申し訳ない気持ちになるのだけれども，相手の心からの好意によるものならば遠慮するほうがむしろ失礼，というか好意を削いでしまうことになるのではないかと考えているので，なるべく素直にありがとうと受け取るようにしています．とりあえず貯金．
　母と近くのショッピングモールへ行き，ロト６を５口と年末ジャンボ宝くじをバラで１０枚買ってもらいました．母流誕生日プレゼント．デニーズで夕食．デザート，ナタデココなんたらを食べました．母を岐阜駅前に送る．
　家に帰ると食卓の上に父からのメモが*1
「誕生おめでとう　ケーキがあるので食べてください」
　「誕生」だとまるで僕が今日生まれたみたい．新たなる生誕おめでとうございます．宗教的．実は前日に友人からケーキ（手作りっぽい）を貰って，それをまだ取っていたのでかなりケーキを食べる羽目に．でも幸せでした僕は．
　そのケーキを貰った人からはプレゼントとしてキーケースを頂きました．ありがとうございました（こんな所であれですが）．ずっとお父ちゃんのお下がりを，ああなんておっさんくさいんだろう，と思いつつ使っていたのですが今回あのキーケースを頂きまして大変若者らしく素敵でありまして本当に嬉しく思っております重ね重ねお礼申し上げます．
　
　夜はふたご座流星群を見ました．すげえロマンチック．流れ星を布団かぶりながら見てる僕の存在が．
　流れ星が見えまして御座います，とお父ちゃんに報告したらベランダに出て空を眺め始めました父が．夜ベランダからぼんやりと空を眺めるパジャマ姿の50過ぎの父．切ない．

*1:父は14時から22時まで仕事なので，僕が帰宅するときには家にはいません．