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　今日は放課後に外部の人による特許についての講演会がありました．強制参加だったのですが，帰りました．面白くないに違いないから，それに明日がレポートの提出日だからです．出なかったとしても授業1時間分の欠席扱いなので，なんら痛くも痒くもありませんが，少しこそばゆい．へその辺りが．
　何故へその辺りがこそばゆいのかというと，今になって，特許の講演会はつまらないに違いないという思い込みが揺らいでいるからです．もしかすると空前絶後の面白特許話が満載であったのではないかしら．明日学校に行くと猫も杓子も特許特許．昨日の講演会のおじいさんが阿波ダンスを踊りながら凄絶な最期を遂げる話は面白かったねえ，などと僕の全く知らない話であちこち盛り上がり，付いていけない僕は仕方なく，昨日洗濯物を取り込んでいたら全く同じ柄のハンカチとトランクスがあるのを見つけてねえ，なんて話しかけると，空気を読みたまえよ，という冷たすぎる目で睨め付ける，もしくは，あらあ講演会を聞いていないなんて死んだほうがマシなんじゃなくて，という哀れみいっぱいの目で僕を見下し，結局そんな状態が卒業時まで続くのではないかしら．そのような不安がへその辺りをこそばゆくさせているのかもしれませんし，昨夜剥がれ落ちた皮膚やら何やらの老廃物がへそに溜まっているのに気づき指でちょいちょい掻き出していたのが原因かもしれません．