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　目にごみが入るのを生まれて始めて見た．もちろん，19年半生きていれば何度もごみが入ったことがある，というか月に2，3度くらいは入るのだけれど，それを目で確認したのは今日が初めて．
　まつげが眼球に張り付いていたが，指で取り除くのは抵抗があったため水で洗い流した．顔や髪が濡れない，もっと楽に取り除く方法はないのだろうか．
　「二十四の瞳」に子どもの目に入ったごみを主人公の女教師が舌で舐めとるという場面があったような気がするが，あれは一般によく行われる方法なのだろうか．少なくとも僕は母にしてもらった記憶などはないのだが……今度誰かに試してみようか．幼稚園に潜んで，上手いこと子どもの目に舐めても差し支えない何かを付着させ，素早く適切に園児を固定し舐めとる．保母に見つかり咎められれば，お前の代わりに，お前が園児をきちんと見ていないから，僕が代わりに，それを，とぶつぶつ呟きながら目ン玉をほじくり出してあげるくらいのことはしてやってもよいかと思う．東にごみ入り目があれば，すぐに駆け寄り舐めてやり，西によくない保育士いれば，特殊な器具で眼球穿つ，サウイフモノニ，ワタシハ，ナリタイカ？　わからない．成人を目前にして，こんなこともわからないで良いのだろうか．みんな，同級生や，世間の大人たちはわかっているのだろうか．外からは判別できない分，このあたりがわかっていないのは，NEETなんかよりよっぽど深い問題なんじゃないのか．とにかく，これからは目にごみが入らないよう気をつけて生きていきたい．