女子高校生VSゴルゴ13
「ギャオォ!」
「ユミ! ユミ大丈夫? ユミ!……おいジジイー何してんだよ何でユミ殴ってんだよ何見てんだよ謝れよクソジジイー!」
「…….すまない……」
「何だソレぇ? 謝ってんのかよ頭下げろよ賠償金払えよ賠償金! 賠償金! 500万!」
「…………………………」
「何だよその顔はよー払えよ賠償金ユミ殴った代払えよ500万てかゴルゴじゃね? ヤバ過ぎーマジゴルゴ」
「…………」
「超ウケるんですけど眉毛! こんな手触りありえねーし.ユミもさわってみなよ!」
「………………………………やめろ……」
「この線ありえなくねー? 目頭からモミアゲまで何の線だよ超ウケるんですけど!」
「俺は,ゴルゴじゃない……」
「じゃあ何なんだよこの体中のキズは」
「……勝手に俺のシャツを,脱がすのはよせ……」
「だったらゴルティーンじゃねえ証拠見せろよ証拠出せよ!」
「(ゴルティーン……?)」
「証拠見せたら許してやるからさー」
「……お前は……ブルドッグに似た顔のババアが,ブルドッグだとでも……言うのか?」
「はぁ!?」
「ブルドッグ顔のババアは,人間,だ……」
「あたしがブルドッグ顔だって言いてぇのかよマジムカつくんですけどーこのゴルゴマジムカつくーおめーがむしろブルドッグだし」
「……俺がゴルゴ顔であることは……俺がゴルゴであることを証明しはしない……」
「意味わかんないんですけど」
「つまり,俺は,ゴルゴではなく……ゴルゴの……『ブルドッグ』ということだ……わかったら,俺にかかわるのはよせ……」
「えー何だよゴルティーンじゃねーならさっさとどっか行けよジジイー」
静かに立ち去るゴルゴ.ユミは頬骨を骨折して全治1箇月.