「ぼくの前からいなくなれー☆」へのはてなブックマークのあるコメントについて
id:rinta666はエントリ「ぼくの前からいなくなれー☆」(id:OjohmbonX:20070721:p2)に対するブックマークコメントで<そういうのって他人に解決法を求めてるんじゃなくて共感を求めてるんでしょ。要は愚痴だろう。乙女心くらいわかってやれよ。>などと恥知らずなことを書くことで、自身の読解力・想像力・論理的思考力・<言論・表現公表者の責任>・その他の欠如を残酷にもあらわにしている。
彼のブックマークコメントを読む限り、彼は、(1)<そういうの>を愚痴でしかない・相談事ではありえないと決めてかかっている、もしくは、(2)<そういうの>は相談事かもしれないが、愚痴と決めてかかっていなせば良いと主張している、のいずれかである。彼のコメントを読む限りではいずれであるのか判断し得ないが、どの道、彼のコメントは無意味・無益でしかない。*1
(1)であるとするなら、彼は「ぼくの前からいなくなれー☆」を読めていないだけである。
<そういうの>を愚痴でしかない、相談事ではありえないと決めてかかることに丸々立脚したとして、「ぼくの前からいなくなれー☆」で語られたのは当然、(あるいは愚痴でありつつも)愚痴のみではあり得ぬ相談事についてのことなのだから、彼のコメントは「ぼくの前からいなくなれー☆」について何事をも語っていないことになる。
(2)であるとしても、やはり彼のコメントは、彼が「ぼくの前からいなくなれー☆」を読めていないことを示すばかりである。
(2)の場合、彼のコメントは、<愚痴のみではあり得ぬ相談事>さえも愚痴と決めてかかっていなすこと、虚偽の<共感>を示すこと、<全力で普遍的に・客観的に・論理的に答え>ないこと、を勧めることになる。確かに、そのような対応は大いに俗耳に入り易いに違いない。
<乙女心くらいわかってやれよ。>と私に向かって書く彼は、どうやら私が<そのような対応>の受けのよさを知らぬまま「ぼくの前からいなくなれー☆」を書いたと無邪気にも考えたらしい。俗情以外の何ものでもない<乙女心>を拒否する、という仮定を備えて書かれた「ぼくの前からいなくなれー☆」を前にして、<乙女心くらいわかってやれよ。>などと書くのは、不幸なことに、笑止千万でしかない。
<要は>、彼のコメントは何ら批評性を持たず、私より圧倒的に後退したところに立って書かれている、ということだ。
私は、彼がより自覚的にものを書くことを望む。
そのためにも、このエントリを彼が読むことを私は希求してやまない。しかるに、彼のはてなアンテナには『僕らは妖しく這い回る』が登録されておらず、また彼がはてなダイアリーを利用していないため「id:rinta666」という記法が私の<希求>にとって無益であるため、私の<希求>は成就しそうに無い……