教室で僕の前に座っている留学生のアズワル・カーンが今日着ていたジージャンの背に体が人間顔が犬という怪物が描かれておりジージャンジーパン着用まばらなドレッドヘアの犬人間は凶悪な目つきをしながら右手でズボンを押し下げ今にも股間の何かを露にせんとしているのを見てカーンはよく僕の知らない服を着ているということに気づき果たしてファッションに対する感覚が優れているのかどうかはともかく意外に洒落っ気があるのに引き比べて自分はある服をとにかく着るだけのようだし犬人間はもしかしたら股間の何かを露出しようとしているのではなく単にベルトに手を掛けているだけなのかもしれない.