がんばりません 勝つまでは

　WBBC、日本vs韓国戦。東京ドーム。
　3回裏、日本代表のベンチに森繁久彌（95）が現れた。森繁は原監督に謝罪した。
「すまない」
「いいえ、私たちは必ずやりますよ」
　日本は14-2で7回コールド勝ち。大勝である。選手たちは悔し泣きに泣いた。合計で158-244。日本の惨敗である。WBBCの前身・WBCにおいては野球で勝ちさえすれば良かった。幸福な時代であった。しかしWBBCではボーリングのスコアを加えて戦うシステムになった。（ボーリングは国民的スポーツだから、この方が盛り上がると思って。）
　イチローはインタビューで語った。
「98点差をつけて勝てなかった僕たちが悪い。森繁さんは最高のパフォーマンスを発揮してくれたのに。悔しい。なさけない」
　まったくだ。何がサムライジャパンだ。ふがいない。4年後の大会には森繁、いないかもしれないんだぞ！